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「トレーサビリィティシステム」とは、スーパー等に並んでいる食品が、いつ、どこで、どのように生産・流通されたか、消費者がいつでも把握できる仕組みのことです(「トレーサービリティ」=追跡可能性)。消費者が安心して食品を購入できるようにするためには、消費者と生産者の「顔の見える関係」を確立することが必要です。このため、@消費者が、自ら食品の生産方法等に関する情報を入手した上で、安心して食品を購入し、A万が一、食品事故が発生した場合にも、その原因究明を容易にするこの「トレーサビリィティシステム」が重要になってきています。
「食生活指針」は、食生活に関する様々な問題を解決し、健全な食生活を実現するため、平成12年に当時の文部省、厚生省、農林水産省の3省により策定されました。「食生活指針」に示されている健康で豊かな食生活を送るために実行すべき課題を、できることから実行することで、生活習慣病の予防や、食糧自給率の向上などに役立ちます。(参考:アメリカでは、1980年(昭和55年)に同趣旨の「フードガイドピラミッド」が作成されています)
「JAS法」とは「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」のことです。食料品などについて、規格や表示のルールを定め、消費者が正しい情報を得て、安心して食料品などを購入できるようにするとともに、良い商品を消費者に届けようとする生産者の努力が報いられるようにすることを目的としています。「JAS法」では、日本農林規格(JAS規格)を定めており、この規格に号学した製品には「JASマーク」をつけることができるようになっています。「JAS規格」では、品位、成分、性能等の品質に関する基準又は生産の方法についての基準が定められています。
また、「JAS法」では、消費者が商品を選びやすいよう、食品について一定の表示を義務付けています。具体的には、生鮮食品の場合は名称と原産地表示を、加工食品の場合は名称、現材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造業者等の名称及び住所を表示しなければならないことになっています。
「HACPP」(ハサップ,Hazard Analysis and Critical Control Point 危害分析、重要管理点)方式とは、コーデックス委員会(国連FAO/WHOの委員会)が各国にその採用を推奨している最も優れた食品の衛生管理手法の一つです。最終製品を抜取検査する従来の方法とは異なり、原料の受け入れから製造・出荷までの全工程において、危害防止につながるポイントをリアルタイムで監視・記録することにより、すべての製品が安全であることを確保するシステムです。
「環境ホルモン」とは「内分泌かく乱化学物質」のことであり、生体内で分泌されるホルモンと類似の作用を示し、様々な悪影響を及ぼす可能性があることが報告されており、ごく微量で野生生物や人の内分泌系をかく乱するおそれのあるものをいいます。
直接の原因が作用メカニズムまで遡って逐一明らかにされてものではありませんが、これまでに、魚類、は虫類、鳥類といった野生生物の生殖機能の異常、生殖行動の異常、雄の雌性化、孵化能力の低下などが指摘されています。
「内分泌かく乱化学物質」については、生物にどのように影響を及ぼしているかなどほとんど未解明であるため、国内外の関係機関により、調査・研究が進められています。
「遺伝子組換体(GMO=Genetically Modified Organism)」は、遺伝子組み換え技術により品種改良された生物のことです。遺伝子組み換え技術を用いると、生物に従来の品種改良では得られない有用な性質を持たせることが可能になります。例えば紫色のカーネーションや病気や害虫に強い農作物が生み出されています。遺伝子組換体の安全性を確保するため科学的知見に基づき、開発段階、利用分野ごとに安全性評価を実施しています。現在、流通しているものについては、必要な全ての分野の安全性が確認されています。